四季のことば
A1 閑林に独座す草堂の暁
A2 桃李珍なりと雖も寒に耐えず
A3 南山の松石は看れども厭ず
A4 孤雲 定処無く
A5 高山は風起り易く
A6 春花 枝下に落ち
A7 山鳥 時に来りて歌いて一奏し
A8 山中に何の楽か有る
A9 一身 独り生没し
A10 老僧 読誦して微雲起り
A11 方袍 苦行す 雲山の裏
A12 蒼嶺 白雲 観念の人
A13 高山澹黙なれども
A14 雲蒸して壑浅きに似
A15 秋の風颯颯として黄葉を飄す
A16 黄葉 山野に索くるも
A17 桂影団団として寥廓に飛ぶ
A18 三密 刹土に遍く
A19 澗水 一杯 朝に命を支え
A20 南峰に独り立ちて幾千年
TOP